機能
 構成・方式
    メッセージ構成
    SMTP
    Postfix構造
    キュー
    メールの取り込み
    配送エージェント
    ルックアップTBL
    メールエイリアス
    トランスポートマップ
    設定パラメータ
    Maildir形式
 動作
 タスク
 導入
 クラスタ化

 メッセージ構成
 ・メッセージ
 ・特殊管理データ
・配送手段に特有のデータ(エンベローブ)
・送信者と受信者のアドレス
・転送ソフトで変換されることがある。
・メッセージ処理に必要なデータ(メールヘッダ)

 ・RFC2822
・メッセージヘッダに表示されるメッセージとアドレスの形式を定義
 (アドレスは、エンベローブアドレスではない。)

 SMTPプロトコル
 ・RFC2821
・送信例(CentOS7)     # mail [email protected]     Subject: test001     test001     .     EOT
 Postfixの構造


 キュー
 ・maildropキュー
・sendmailコマンドで送られたメールを格納
・/var/spool/postfix/maildrop
 ・incomingキュー
・メールを受け付けたときにメールを格納
・/var/spool/postfix/incoming
 ・activeキュー
・メールの配送を試みるときにメールを格納
・/var/spool/postfix/active
 ・deferredキュー
・一時的なエラーで配送に失敗したメールを格納
・/var/spool/postfix/deferred

 メールの取り込み
 ・smtpd
・SMTPサーバプログラム(Postfixの中で最も大きなプログラム)
・/usr/libexec/postfix/smtpd
 ・qmqpd
・QMQPプロトコルで外部からのメールを受け付けるサーバプログラム
・/usr/libexec/postfix/qmqpd
 ・pickup
・sendmailコマンドが送信したメールをPostfixに取り込む
・/usr/libexec/postfix/pickup

 配送エージェント
 ・smtp
・SMTPクライアント(外部のSMTPサーバにメールを配信)
・smtp配信エージェントは、リレードメイン宛のメールを処理
・/usr/libexec/postfix/smtp
 ・lmtp
・LMTPクライアント(外部のLMTPサーバにメールを配信)
・/usr/libexec/postfix/lmtp
 ・local
・ローカル配送プログラム
・local配信エージェントは、同じシステム内にシェルアカウントを持つユーザ宛のメールを処理
・aliaesファイルや.forwardファイルの処理も行う。
・/usr/libexec/postfix/local
 ・virtual
・ローカル配送プログラム、OSのアカウントを持たないユーザに配信
・aliaesファイルや.forwardファイルの処理は行わない。
・/usr/libexec/postfix/virtual
 ・pipe
・指定されたプログラムを起動、その標準入力にメールメッセージを渡す。
・/usr/libexec/postfix/pipe
 ・error
・エラーを返す。(メールは配送しない。)
・/usr/libexec/postfix/error
 ・discard
・成功状態を返す。(メールは配送しないで捨てる。)
・/usr/libexec/postfix/discard

 ルックアップテーブル
 ・リストアップする項目が多い場合、外部ファイルより効率的
 ・データベースの形式
$ postconf -m

 ・Postfixがデフォルトで使用するデータベース
$ postconf default_database_type
default_database_type = hash

 ・canonicalマップ
・local配信エージェントは、同じシステム内にシェルアカウントを持つユーザ宛のメールを処理

 メールエイリアス
 ・LHS:ローカルアドレス
 ・ターゲット
・メールアドレス
・ファイルのフルパス
・コマンド
・インクルード

 トランスポートマップ(transport_maps)
 ・右辺値
・トランスポート(transport)
・master.cfで指定したエントリ
・ホスト(host)
・配信先
・ポート

 設定パラメータなど
 ・/etc/postfix/main.cf (メインの設定ファイル) 参考
 ・/etc/postfix/master.cf (通信制御用の設定ファイル) 参考
 ・メールシステムを更新
# postfix reload
 ・インターフェース関連を更新したらストップ・スタートを行う。

 Maildir形式
 ・~/Maildir/cur (既読)
 ・~/Maildir/new (未読)
 ・~/Maildir/tmp (配信中)